これ、私に突きつけられる、究極の選択なんです。 痛くも痒くもなかったらそれに越したことはないのですが、 世の中、私にとってそんなにうまくできてはいないのです。 なんの話かといいますと、 どうしても外食をしなくてはいけない時、 私が選択できる場合、どんな店を選ぶかって話です。 世の中には、無添加(無化調=化学調味料無添加)という 良心的なお店が時々あります。 化学調味料を使わないのは、本当に素敵なことです。 心意気に拍手を送りたいです。 ただ、化学調味料を使わないということは、 何か他のもので、人々が『美味しい』と感じるような 旨味を出さなくてはなりません。 そのためによく使用されるのが『砂糖』です。 化学調味料の味に慣れている人や、 大半の人々は、 化学調味料を使用しない変わりに 砂糖を隠し味に入れてあると、 違和感なく美味しく食べることが できるようです。 ですから、こんな選択をしなければならない時があります。 『化学調味料不使用だけど、代わりに砂糖を使用している店』か 『砂糖を使っていないメニューがあり、入っているものも、可能な限りは抜いてもらえるけど、化学調味料は入っている』 つまり 『砂糖を避ける』か『化学調味料を避ける』か? 悩むところなんです。 どちらも避けれるならば、それに越したことがないでしょう。 が、そうも行かない場合もあります。 私は、砂糖をとると、体の様々な部位に痛みが出ます。 突き刺すような喉の痛み、首筋の張りと痛み、頭痛、 ひどい時は、重症な鼻風邪を2週間患います。 一方、化学調味調など添加物入りのものを食べると、 どこかが痛くなることはありません。 その代わり、痒くなります。 肘の内側、膝の裏、お尻と太腿の境目、などなど。 摂取量が多いと、肌が赤く湿疹が出ます。 それ以外にも全身痒い時もあります。 どっちもどっち。。。 絶対の正解はないように思います。 東洋には、 『精進料理』がありますが、 こちらも動物性食材を使わない変わりに 砂糖を使います。 修行僧の方の食べておられるものは 違うのかもしれませんが、 飲食店としての精進料理は 煮豆などは、当店のスイーツ以上に甘い。 そして、店によっては、添加物もたくさん入った 既製品を使用されているところもあるようです。 絶対の正解はないので、 食べる時の体調で判断するしかないのかなと思っています。 店を始めてしばらく経った頃、ふと思いついた言葉があります (私の感覚の表現では「ふと降りてきた言葉」なのですが) 『食べ方の偏りは生き方の偏り』 あれもダメ、これもダメ、と言って食べ物をカチコチに制限することは 偏屈な人まっしぐら! ということを戒めた言葉なんだと思います(多分) なので、『ほどほど教』で 時には美味しくありがたく楽しくなんでも頂きたいなぁ、とは 思うのですが、 なにぶん、 痛し痒し。 でもまぁ、頭の理屈で食べるのではなくて、 体の声を聞きながら、今はこれは食べない、 今日はやめておこう、 という選択をしていくことが大事なんだと思っています。 お読みくださってありがとうございます。
外に出ると、いろんなことを考えさせられます。 この間の休みに、またまた外出しまして、出かけると、やっぱり危険を冒したくなります! で、前から気になっていたけど、きっと食べたれないだろうと思っていたカフェに、思い切って入ってみました。『グルテンフリー』をうたったとあるカフェなのです。 ショーケースにたくさんのスイーツや陳列棚に焼き菓子が並び、お客様を夢の世界へ連れて行ってくれるようです。(当店もそうあるべきかもしれませんが廃棄ロスのことや様々なことで、店頭販売を最小限にしております) スイーツは砂糖使用のようなので、私は食べれませんが、ランチなら、ひょっとして行けるかも?!と、店のスタッフさんにケークサレ様のプレートランチを指して「ランチのこのお食事ケーキに砂糖は入っていますか?」と確認しましたところ、キッチンに確認に行かれ、「お食事には入っていないです」のお返事。早速ランチをいただくことにしました。 グルテンフリーのお食事ケーキはふわふわで、自家製らしきドレッシングのサラダも美味しそうで、スープランチかと思うくらいたっぷりのポタージュ。 とっても素敵なランチなんです! 普通の方にとっては、 ・・・残念ながら、『普通の方』じゃない私には、 お食事系のケーキは、最初の一口、二口は大丈夫だったのですが、普段、乳製品を一切食べない私には、この乳臭さがどうにもダメになってしまっていて、途中で断念。ポタージュは、南瓜だったのかもしれませんが一口で乳臭さでギブアップ。 サラダとドリンクだけ美味しくいただきました。これ全部残して店を後にするには申し訳なく、お持ち帰りさせていただき、家で夫が美味しくいただきました。 (食べかけ持って帰ってきたの?と言われてしまいましたが汗食べ物は大切にしたいので) ポタージュは結構甘かったようで、 普段、私が甘いものをほとんど出さないので、夫は 「あ〜甘かった!」とやっと完食していました。 で、冒頭の、色々考えさせらせることなんですが、皆さん、なんでグルテンフリーなんですか? 今、結構言われてますリーキーガット症候群、腸に穴があき、腸内のものが漏れ出して炎症を起こし、様々な慢性病の原因になっているとか。 その要因の一つがグルテンだそうで。 そういうことですかね? 私の先生は、グルテンは、腸壁にへばりつき、腸の働きを弱める、阻害するというようなことをリーキーガットが言われる前から話されていました。 また、パンなど小麦は、砂糖同様に血糖値を押し上げ、下がる時にまた欲しくなるという常習性があります。食べれば食べるほどにまた食べたくなります。 そういう理由で皆さんグルテンフリーな食事を求められているのですかね? 他にもっと重大な何かがあれば、ぜひ、教えてください。 と、言いますのも、もしこれらがクルテンフリーをする理由であるなら、小麦グルテンは無しで、でも砂糖と牛乳(乳製品)は使用している理由が私には分からないからです。 砂糖は以前から話していますように、血糖値を急上昇させます。そして、砂糖も腸の働きを弱めます。弛緩させてフリーズさせてしまいます。 牛乳はどうでしょう? 牛乳は、日本人の大半が「乳糖不耐症」で、牛乳の中の成分、乳糖を消化吸収する消化酵素が腸で十分に分泌されない症状があり、消化できず、お腹がゴロゴロしたり、下痢を起こしたりします。 今回は割愛いたしますが、これ以外にも、牛乳が健康を害する理由は沢山あります。癌の発症リスクが上がることも医学会でも知られるようになりました。 一方では、牛乳が血糖値を下げるという記事を見かけます。 グルテンフリーの店で牛乳を多用している理由はそれでしょうか? しかし、先に述べたように、牛乳によって健康を害するリスクが高いので、血糖値を下げる、というならば、牛乳以外のもので取るのが良いように思います。あえて牛乳にする理由はないように私、個人としては思います。 そう、冒頭の色々考えさせられるというのは、『グルテンフリーだけど、砂糖と牛乳は使う理由はなんだろうか?』という個人的な関心です。 決して批判しているわけではなく、まだまだ勉強不足の私の知らない何か理由があるのではないか、事情があるのかな?という知的関心です。 シンプルに小麦アレルギー対応でしょうか? 小麦だけ??? あ、ひょっとして小麦と大豆アレルギーの対応とかの可能性もありますか ホームページも拝見したのですが、なぜグルテンフリーなのかは わかりませんでした。 後日、スタッフにこの話をしたら、 「最近は生米で美味しくケーキが焼けるらしいですよ」 と一言。 あぁ、そう言われれば、確かにあれは生米から作った生地だったような気がします。 ひょっとしたら、小麦を使わず、美味しいケーキができて、 どこかで人気になったので、「グルテンフリー」とうたって お店を開いたとか、そういうことかもしれませんね。 私が深読みしすぎたのかもしれません。 ちなみに、私が店のオープン以前に、友人の飲食店を手伝っていたことがあって、その時の私の賄いのリクエストがこれです↓ 食品除去の優先順位1、砂糖2、乳製品3、卵4、肉5、魚 ※肉と魚は、ちょっとくらいならOKと伝えてました。 乳製品が2番です。 私にとっては、乳は、危険度が結構上位なんです。 当時、小麦はリストに入っていませんでしたが、先に話しましたように、「小麦は腸壁にへばりつく」と聞いていましたので基本、主食はお米で、小麦粉食ばっかりにはならないようにはしていました。 外食ネタはつきませんが、今回はこれくらいに。 当店の小麦粉の扱いについて、近いうちに今後の方針をお知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ブログ記事はメルマガ配信文をrewriteしています。 直接メールで受け取りませんか? ブログには載らない呟きや記事もあります☆ メルマガ登録はこちらから 砂糖なしでe-magazine メルマガは、配信専用 maga.sugar-free@mamedeno1.com より配信いたします。 携帯メールアドレスをご登録されたい方は 受信できるよう設定をお願いいたします。
今回は、 趣向を変えまして、 店主の甘い砂糖の 記憶の味について 書いていたいと思います。 真っ先に思い当たるのは、 トマトの話ですが、 今回は季節的に、 お餅で行ってみましょう! 私の出身は広島の山間部です。 冬になると、 年末から、年があけて春先くらいまで お餅をつきます。 杵付きではなく餅つき機ですが、 祖母の代から今は母が、 餅をつきます。 年末年始は、 スタンダードな白餅と鏡餅を作ります。 (西日本なので切り餅ではなく丸餅です) 正月には、お雑煮、 これは年明け、店で 「まめでの正月御膳」で よく似たものをお出ししていますが 具沢山なお雑煮です。 私が子供の頃は、 たくさんお餅をついていたので、 三ヶ日の後は、いろんな食べ方で お餅を食べます。 きな粉や海苔で食べるのが 一般的だと思いますが、 私の家では、 たまに、 きな粉餅は食べましたが それほど多くはありませんでした。 多かったのは、 砂糖醤油、 からの派生で 「バター砂糖醤油」 これが、子供の頃の 思い出の餅その1です。 熱々のお餅に、砂糖と醤油、 バターをのせて、溶かして食べるものです。 (こうやって食べる方、他にもいらっしゃるかもしれませんね) 甘くて濃厚な味が忘れらない味です。 ただ、今は砂糖も乳製品も(マーガリンなども) 怖くて口にできませんが、 代わりに、 コメ飴とお醤油と、ほんの少しの米油で これはこれで、 風味豊かなお餅が食べられるので、 時々楽しんでいます。 年があけてちょっと経った頃、 またお餅をつきます。 今度は、 『かき餅』です。 お餅をつく途中で、 黒豆や何かを入れてついたお餅です。 つき上がったら、なまこ型にして 冷やします。 1〜2日経って包丁でスライスします。 切り餅のような平べったいものを 四角くカットするのとは違って、 なまこ型のものをスライスするのです。 お菓子作りが好きな方はご存知の ビスコッティーを仕上げ焼きする前に 生地をスライスするのと同じイメージです。 そうしてスライスしたかき餅は オーブントースターや ストーブの上で焼いて食べます。 市販のかき餅は、黒豆で塩味のようですが、 私の家では、 ハイカラな祖母が 「ピーナッツと青海苔と砂糖」で 味付けしたものを考案?!(誰かに習ったかも)、 それ以来ずっとこのかき餅が作られ続けていました。 これが思い出の餅その2です。 市販のかき餅は、醤油をつけて食べるのだそうですが、 我が家の ピーナッツ青海苔かき餅は、 既にほんのり甘い味がついているので、 ストーブの上で焼いて、 そのまま何もつけずに食べていました。 今は私は、ピーナッツも基本食べませんし、 砂糖ももちろん食さないので、 何年もかき餅は食べていませんでしたが、 先日、残った餅米で、かき餅を作ってみました。 このかき餅は、 炒り黒豆&青海苔&オリゴ糖でした。 まめでのでは、オリゴ糖は使用甘味に入れていないので 販売はしませんでしたが ご来店の方の何人かにご試食はしていただきました。 このオリゴ糖、母がどこかの自然食品店で購入したものらしく、 それをもらったのですが、なかなか使う機会がなかったので入れてみました。 砂糖の6割の甘味なので、入れても入れても甘くならず、途中で甘くすることを 断念しました。 私の記憶の味には到達しなかったのですが、 食べた方は美味しかったと行ってくださる方が多くてありがたかったです。 春までにもう一回作りたいと思っていますので、 そのときは、コメ飴か何かに、 甘味を変えて作ってみたいと思います。 さらに、 そして春になったら蓬餅。 この辺りはスタンダードですが、 敷地内の山の麓で採ってきたよもぎは 香りがよく、 丸餅だけでなく あん入りのものも 作っていました。 あん入りは出来立ても 美味しいのですが、 日にちはたって 餅が硬くなったものを 焼いて食べると、 餅が柔らかくなった頃には 中のあんも熱々で、 火傷しそうになりながら はふはふと食べていたのを思い出します。 蓬餅は、まめでのキッチンでも一度作った年があります。 ただ、まめでのの餅つき機でついた餅は、 まあるいお餅がちょっと作りにくいようです 子供の頃、時々 餅を丸めるのや、あんこ入りの餅作りを手伝っていたのですが、 同じにならないのはつきあがりの状態が少し 違うからだと思います。 つきあがりの状態はともかく、 丸餅にするために 祖母や母のように一定の同じ大きさになるよう 餅をちぎっていくのは、みていたほど簡単ではなく、 まだまだ修行が足りません。 あ、砂糖の思い出というより 餅の記憶に脱線しました。 甘いものは、食べずに済んだら 言うことはないですが、 それでも、何かの節目節目、 ちょっとした自分にご褒美、 ホッと一息つきたいとき、 気持ちを沈めたいときなど、 食べたいと思う時があります。 だた、その時にできるだけ 体に負担がかからないよう 工夫しながら 砂糖や人工甘味料に頼らない 甘味を口にしていけるようになると いいですね。 今回もお読みくださってありがとうございます。 ========================== 【編集後記】 店主がいまはまっている甘みは キャベツ、大根の甘みです。 フルーツを食べるかの如く、 キャベツの芯や大根の切れ端を バリバリ食べてしまいます。 寒い季節に野菜は甘くなります。 それは自然の摂理。 私たち人間も、 頭の理解で何かをたべるのではなく 自然に体の声を聞いて 食べていけるようになるといいですね〜〜 ================================= ブログ記事はメルマガ配信文をrewriteしています。 直接メールで受け取りませんか? ブログには載らない呟きや記事もあります☆ maga.sugar-free@mamedeno1.com より配信いたします。 携帯メールアドレスをご登録されたい方は 受信できるよう設定をお願いいたします。 メルマガ登録はこちらから 砂糖なしでe-magazine
本当に『せかいでいちばんつよい国』 デビット・マッキー作『せかいでいちばんつよい国』 今日は、まめでの文庫(店の入り口に設置してある本棚のことです)の絵本を1冊紹介いたします。 ご覧になった方もいるかもしれません。 まめでのに置いてある絵本の大半は、絵本作家の私の友人たちの絵本ですが、珍しくこれは違います。 店をオープンするより前になりますが、私は、趣味で絵本を書いていた時期があり、その頃、書店で気に入って買ったものです。 「せかいで いちばん つよい国」デビッド・マッキー作 少しネタバレにはなりますが、お許しください。 ストーリーはこんな感じです(要約) むかしのおはなし。大きな国があって、 たいほうもたくさんあって戦争をしても強くて その大きな国の人々は自分たちが大きな国に住んでいて誰よりも幸せだと思って暮らしていました。 その大きな国のだいとうりょうは、世界を征服すれば、征服された人たちも幸せになると考えて、世界征服のために、戦争をし続けたのです。 どの国も死力を尽くして武力で対抗しましたが、次々に負けて大きな国に征服されてしまいました。 ついに大きな国は世界征服の目前にまできました。最後の一国は、とるに足りないと思えるほど小さな国でした。 その国を攻撃しようと行ってみると、なんとその国には軍隊がありませんでした。 戦おうにも戦う兵士、軍隊がなかったのです。 戦わずして占領できたと喜んだ大統領は軍隊を駐在させましたが、小さな国人々は、兵隊さんたちに料理を振る舞ったり、泊めてあげたりして、もてなしました。 小さな国の人々と兵士たちはすっかり仲良くなって、一緒に、その国の遊びをし、その国の歌を歌いました。 緊張感がなくなったことを憂いた大きな国の大統領は、緩んだ兵士を国へ戻して、シャキッとした兵士を新たに駐在させました。 時が立って、大統領は、少しの監視役の兵士をのこして帰国しました。 監視役の兵士達は、大統領が帰るや否や軍服を脱ぎ、普段着に着替えて野や畑に出ました。 一方、だいとうりょうが大きな国へ帰ってみると、至る所で小さな国の料理を作り、小さな国の遊びをし、小さな国の歌を歌っていました。小さな国の服を着ている人もいます。 大統領は国の変わりようにちょっと驚きましたが「まあ いいさ。どれも これも、せんそうで ぶんどってきたものだからな」と納得しました。 その夜、大統領は息子に歌を歌ってとせがまれ、思いつくまま歌ったのは、どれもこれも征服したあの小さい国の歌なのでした。 以上こんな内容のお話です。 実際の世の中は、この絵本のように簡単ではないかもしれません。 でも なんだか考えさせられる絵本です。 大きな国は小さな国を本当に征服したのでしょうか?「せかいでいちばんつよい国」って一見、大きな国のことのように思いますが、本当はどうなんだろう。。。 単純そうに見えて実はとても深いよう。 そんなことを私たちに考えさせてくれる絵本です。 目の前に差し迫った状態がある場合、 簡単に言えることではないですが、 将来、持たない世の中を想像してみたいです。 持たないことは不安かもしれません。 でも持っていることは火種になるだろうと思います。 持たないことには、天地がひっくりかえるほどの勇気が必要でしょうね。 お読みくださってありがとうございます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《編集後記》多くの争い事の陰には砂糖が介在しています。 闘争心などには「肉」の存在が影響しますが ヒステリックな怒りや妬み、ウジウジした悲しみ、怒りにはお砂糖さん(果糖ブドウ糖液糖など人工甘味料もです)が一役になっています。 お砂糖なく、からりと軽快に生きていきたいですね。 ブログは、週刊メルマガをrewriteしています。 ブログには載らない呟きや記事もあります。 直接メルマガを受け取ってみませんか? メルマガは、maga.sugar-free@mamedeno1.com より配信しています(配信専用) 携帯メールの方は、受信できるよう設定をお願いいたします。 メルマガ登録はこちらから 砂糖なしでe-magazine
これ、私に突きつけられる、究極の選択なんです。 痛くも痒くもなかったらそれに越したことはないのですが、 世の中、私にとってそんなにうまくできてはいないのです。 なんの話かといいますと、 どうしても外食をしなくてはいけない時、 私が選択できる場合、どんな店を選ぶかって話です。 世の中には、無添加(無化調=化学調味料無添加)という 良心的なお店が時々あります。 化学調味料を使わないのは、本当に素敵なことです。 心意気に拍手を送りたいです。 ただ、化学調味料を使わないということは、 何か他のもので、人々が『美味しい』と感じるような 旨味を出さなくてはなりません。 そのためによく使用されるのが『砂糖』です。 化学調味料の味に慣れている人や、 大半の人々は、 化学調味料を使用しない変わりに 砂糖を隠し味に入れてあると、 違和感なく美味しく食べることが できるようです。 ですから、こんな選択をしなければならない時があります。 『化学調味料不使用だけど、代わりに砂糖を使用している店』か 『砂糖を使っていないメニューがあり、入っているものも、可能な限りは抜いてもらえるけど、化学調味料は入っている』 つまり 『砂糖を避ける』か『化学調味料を避ける』か? 悩むところなんです。 どちらも避けれるならば、それに越したことがないでしょう。 が、そうも行かない場合もあります。 私は、砂糖をとると、体の様々な部位に痛みが出ます。 突き刺すような喉の痛み、首筋の張りと痛み、頭痛、 ひどい時は、重症な鼻風邪を2週間患います。 一方、化学調味調など添加物入りのものを食べると、 どこかが痛くなることはありません。 その代わり、痒くなります。 肘の内側、膝の裏、お尻と太腿の境目、などなど。 摂取量が多いと、肌が赤く湿疹が出ます。 それ以外にも全身痒い時もあります。 どっちもどっち。。。 絶対の正解はないように思います。 東洋には、 『精進料理』がありますが、 こちらも動物性食材を使わない変わりに 砂糖を使います。 修行僧の方の食べておられるものは 違うのかもしれませんが、 飲食店としての精進料理は 煮豆などは、当店のスイーツ以上に甘い。 そして、店によっては、添加物もたくさん入った 既製品を使用されているところもあるようです。 絶対の正解はないので、 食べる時の体調で判断するしかないのかなと思っています。 店を始めてしばらく経った頃、ふと思いついた言葉があります (私の感覚の表現では「ふと降りてきた言葉」なのですが) 『食べ方の偏りは生き方の偏り』 あれもダメ、これもダメ、と言って食べ物をカチコチに制限することは 偏屈な人まっしぐら! ということを戒めた言葉なんだと思います(多分) なので、『ほどほど教』で 時には美味しくありがたく楽しくなんでも頂きたいなぁ、とは 思うのですが、 なにぶん、 痛し痒し。 でもまぁ、頭の理屈で食べるのではなくて、 体の声を聞きながら、今はこれは食べない、 今日はやめておこう、 という選択をしていくことが大事なんだと思っています。 お読みくださってありがとうございます。
外に出ると、いろんなことを考えさせられます。 この間の休みに、またまた外出しまして、出かけると、やっぱり危険を冒したくなります! で、前から気になっていたけど、きっと食べたれないだろうと思っていたカフェに、思い切って入ってみました。『グルテンフリー』をうたったとあるカフェなのです。 ショーケースにたくさんのスイーツや陳列棚に焼き菓子が並び、お客様を夢の世界へ連れて行ってくれるようです。(当店もそうあるべきかもしれませんが廃棄ロスのことや様々なことで、店頭販売を最小限にしております) スイーツは砂糖使用のようなので、私は食べれませんが、ランチなら、ひょっとして行けるかも?!と、店のスタッフさんにケークサレ様のプレートランチを指して「ランチのこのお食事ケーキに砂糖は入っていますか?」と確認しましたところ、キッチンに確認に行かれ、「お食事には入っていないです」のお返事。早速ランチをいただくことにしました。 グルテンフリーのお食事ケーキはふわふわで、自家製らしきドレッシングのサラダも美味しそうで、スープランチかと思うくらいたっぷりのポタージュ。 とっても素敵なランチなんです! 普通の方にとっては、 ・・・残念ながら、『普通の方』じゃない私には、 お食事系のケーキは、最初の一口、二口は大丈夫だったのですが、普段、乳製品を一切食べない私には、この乳臭さがどうにもダメになってしまっていて、途中で断念。ポタージュは、南瓜だったのかもしれませんが一口で乳臭さでギブアップ。 サラダとドリンクだけ美味しくいただきました。これ全部残して店を後にするには申し訳なく、お持ち帰りさせていただき、家で夫が美味しくいただきました。 (食べかけ持って帰ってきたの?と言われてしまいましたが汗食べ物は大切にしたいので) ポタージュは結構甘かったようで、 普段、私が甘いものをほとんど出さないので、夫は 「あ〜甘かった!」とやっと完食していました。 で、冒頭の、色々考えさせらせることなんですが、皆さん、なんでグルテンフリーなんですか? 今、結構言われてますリーキーガット症候群、腸に穴があき、腸内のものが漏れ出して炎症を起こし、様々な慢性病の原因になっているとか。 その要因の一つがグルテンだそうで。 そういうことですかね? 私の先生は、グルテンは、腸壁にへばりつき、腸の働きを弱める、阻害するというようなことをリーキーガットが言われる前から話されていました。 また、パンなど小麦は、砂糖同様に血糖値を押し上げ、下がる時にまた欲しくなるという常習性があります。食べれば食べるほどにまた食べたくなります。 そういう理由で皆さんグルテンフリーな食事を求められているのですかね? 他にもっと重大な何かがあれば、ぜひ、教えてください。 と、言いますのも、もしこれらがクルテンフリーをする理由であるなら、小麦グルテンは無しで、でも砂糖と牛乳(乳製品)は使用している理由が私には分からないからです。 砂糖は以前から話していますように、血糖値を急上昇させます。そして、砂糖も腸の働きを弱めます。弛緩させてフリーズさせてしまいます。 牛乳はどうでしょう? 牛乳は、日本人の大半が「乳糖不耐症」で、牛乳の中の成分、乳糖を消化吸収する消化酵素が腸で十分に分泌されない症状があり、消化できず、お腹がゴロゴロしたり、下痢を起こしたりします。 今回は割愛いたしますが、これ以外にも、牛乳が健康を害する理由は沢山あります。癌の発症リスクが上がることも医学会でも知られるようになりました。 一方では、牛乳が血糖値を下げるという記事を見かけます。 グルテンフリーの店で牛乳を多用している理由はそれでしょうか? しかし、先に述べたように、牛乳によって健康を害するリスクが高いので、血糖値を下げる、というならば、牛乳以外のもので取るのが良いように思います。あえて牛乳にする理由はないように私、個人としては思います。 そう、冒頭の色々考えさせられるというのは、『グルテンフリーだけど、砂糖と牛乳は使う理由はなんだろうか?』という個人的な関心です。 決して批判しているわけではなく、まだまだ勉強不足の私の知らない何か理由があるのではないか、事情があるのかな?という知的関心です。 シンプルに小麦アレルギー対応でしょうか? 小麦だけ??? あ、ひょっとして小麦と大豆アレルギーの対応とかの可能性もありますか ホームページも拝見したのですが、なぜグルテンフリーなのかは わかりませんでした。 後日、スタッフにこの話をしたら、 「最近は生米で美味しくケーキが焼けるらしいですよ」 と一言。 あぁ、そう言われれば、確かにあれは生米から作った生地だったような気がします。 ひょっとしたら、小麦を使わず、美味しいケーキができて、 どこかで人気になったので、「グルテンフリー」とうたって お店を開いたとか、そういうことかもしれませんね。 私が深読みしすぎたのかもしれません。 ちなみに、私が店のオープン以前に、友人の飲食店を手伝っていたことがあって、その時の私の賄いのリクエストがこれです↓ 食品除去の優先順位1、砂糖2、乳製品3、卵4、肉5、魚 ※肉と魚は、ちょっとくらいならOKと伝えてました。 乳製品が2番です。 私にとっては、乳は、危険度が結構上位なんです。 当時、小麦はリストに入っていませんでしたが、先に話しましたように、「小麦は腸壁にへばりつく」と聞いていましたので基本、主食はお米で、小麦粉食ばっかりにはならないようにはしていました。 外食ネタはつきませんが、今回はこれくらいに。 当店の小麦粉の扱いについて、近いうちに今後の方針をお知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ブログ記事はメルマガ配信文をrewriteしています。 直接メールで受け取りませんか? ブログには載らない呟きや記事もあります☆ メルマガ登録はこちらから 砂糖なしでe-magazine メルマガは、配信専用 maga.sugar-free@mamedeno1.com より配信いたします。 携帯メールアドレスをご登録されたい方は 受信できるよう設定をお願いいたします。
今回は、 趣向を変えまして、 店主の甘い砂糖の 記憶の味について 書いていたいと思います。 真っ先に思い当たるのは、 トマトの話ですが、 今回は季節的に、 お餅で行ってみましょう! 私の出身は広島の山間部です。 冬になると、 年末から、年があけて春先くらいまで お餅をつきます。 杵付きではなく餅つき機ですが、 祖母の代から今は母が、 餅をつきます。 年末年始は、 スタンダードな白餅と鏡餅を作ります。 (西日本なので切り餅ではなく丸餅です) 正月には、お雑煮、 これは年明け、店で 「まめでの正月御膳」で よく似たものをお出ししていますが 具沢山なお雑煮です。 私が子供の頃は、 たくさんお餅をついていたので、 三ヶ日の後は、いろんな食べ方で お餅を食べます。 きな粉や海苔で食べるのが 一般的だと思いますが、 私の家では、 たまに、 きな粉餅は食べましたが それほど多くはありませんでした。 多かったのは、 砂糖醤油、 からの派生で 「バター砂糖醤油」 これが、子供の頃の 思い出の餅その1です。 熱々のお餅に、砂糖と醤油、 バターをのせて、溶かして食べるものです。 (こうやって食べる方、他にもいらっしゃるかもしれませんね) 甘くて濃厚な味が忘れらない味です。 ただ、今は砂糖も乳製品も(マーガリンなども) 怖くて口にできませんが、 代わりに、 コメ飴とお醤油と、ほんの少しの米油で これはこれで、 風味豊かなお餅が食べられるので、 時々楽しんでいます。 年があけてちょっと経った頃、 またお餅をつきます。 今度は、 『かき餅』です。 お餅をつく途中で、 黒豆や何かを入れてついたお餅です。 つき上がったら、なまこ型にして 冷やします。 1〜2日経って包丁でスライスします。 切り餅のような平べったいものを 四角くカットするのとは違って、 なまこ型のものをスライスするのです。 お菓子作りが好きな方はご存知の ビスコッティーを仕上げ焼きする前に 生地をスライスするのと同じイメージです。 そうしてスライスしたかき餅は オーブントースターや ストーブの上で焼いて食べます。 市販のかき餅は、黒豆で塩味のようですが、 私の家では、 ハイカラな祖母が 「ピーナッツと青海苔と砂糖」で 味付けしたものを考案?!(誰かに習ったかも)、 それ以来ずっとこのかき餅が作られ続けていました。 これが思い出の餅その2です。 市販のかき餅は、醤油をつけて食べるのだそうですが、 我が家の ピーナッツ青海苔かき餅は、 既にほんのり甘い味がついているので、 ストーブの上で焼いて、 そのまま何もつけずに食べていました。 今は私は、ピーナッツも基本食べませんし、 砂糖ももちろん食さないので、 何年もかき餅は食べていませんでしたが、 先日、残った餅米で、かき餅を作ってみました。 このかき餅は、 炒り黒豆&青海苔&オリゴ糖でした。 まめでのでは、オリゴ糖は使用甘味に入れていないので 販売はしませんでしたが ご来店の方の何人かにご試食はしていただきました。 このオリゴ糖、母がどこかの自然食品店で購入したものらしく、 それをもらったのですが、なかなか使う機会がなかったので入れてみました。 砂糖の6割の甘味なので、入れても入れても甘くならず、途中で甘くすることを 断念しました。 私の記憶の味には到達しなかったのですが、 食べた方は美味しかったと行ってくださる方が多くてありがたかったです。 春までにもう一回作りたいと思っていますので、 そのときは、コメ飴か何かに、 甘味を変えて作ってみたいと思います。 さらに、 そして春になったら蓬餅。 この辺りはスタンダードですが、 敷地内の山の麓で採ってきたよもぎは 香りがよく、 丸餅だけでなく あん入りのものも 作っていました。 あん入りは出来立ても 美味しいのですが、 日にちはたって 餅が硬くなったものを 焼いて食べると、 餅が柔らかくなった頃には 中のあんも熱々で、 火傷しそうになりながら はふはふと食べていたのを思い出します。 蓬餅は、まめでのキッチンでも一度作った年があります。 ただ、まめでのの餅つき機でついた餅は、 まあるいお餅がちょっと作りにくいようです 子供の頃、時々 餅を丸めるのや、あんこ入りの餅作りを手伝っていたのですが、 同じにならないのはつきあがりの状態が少し 違うからだと思います。 つきあがりの状態はともかく、 丸餅にするために 祖母や母のように一定の同じ大きさになるよう 餅をちぎっていくのは、みていたほど簡単ではなく、 まだまだ修行が足りません。 あ、砂糖の思い出というより 餅の記憶に脱線しました。 甘いものは、食べずに済んだら 言うことはないですが、 それでも、何かの節目節目、 ちょっとした自分にご褒美、 ホッと一息つきたいとき、 気持ちを沈めたいときなど、 食べたいと思う時があります。 だた、その時にできるだけ 体に負担がかからないよう 工夫しながら 砂糖や人工甘味料に頼らない 甘味を口にしていけるようになると いいですね。 今回もお読みくださってありがとうございます。 ========================== 【編集後記】 店主がいまはまっている甘みは キャベツ、大根の甘みです。 フルーツを食べるかの如く、 キャベツの芯や大根の切れ端を バリバリ食べてしまいます。 寒い季節に野菜は甘くなります。 それは自然の摂理。 私たち人間も、 頭の理解で何かをたべるのではなく 自然に体の声を聞いて 食べていけるようになるといいですね〜〜 ================================= ブログ記事はメルマガ配信文をrewriteしています。 直接メールで受け取りませんか? ブログには載らない呟きや記事もあります☆ maga.sugar-free@mamedeno1.com より配信いたします。 携帯メールアドレスをご登録されたい方は 受信できるよう設定をお願いいたします。 メルマガ登録はこちらから 砂糖なしでe-magazine
本当に『せかいでいちばんつよい国』 デビット・マッキー作『せかいでいちばんつよい国』 今日は、まめでの文庫(店の入り口に設置してある本棚のことです)の絵本を1冊紹介いたします。 ご覧になった方もいるかもしれません。 まめでのに置いてある絵本の大半は、絵本作家の私の友人たちの絵本ですが、珍しくこれは違います。 店をオープンするより前になりますが、私は、趣味で絵本を書いていた時期があり、その頃、書店で気に入って買ったものです。 「せかいで いちばん つよい国」デビッド・マッキー作 少しネタバレにはなりますが、お許しください。 ストーリーはこんな感じです(要約) むかしのおはなし。大きな国があって、 たいほうもたくさんあって戦争をしても強くて その大きな国の人々は自分たちが大きな国に住んでいて誰よりも幸せだと思って暮らしていました。 その大きな国のだいとうりょうは、世界を征服すれば、征服された人たちも幸せになると考えて、世界征服のために、戦争をし続けたのです。 どの国も死力を尽くして武力で対抗しましたが、次々に負けて大きな国に征服されてしまいました。 ついに大きな国は世界征服の目前にまできました。最後の一国は、とるに足りないと思えるほど小さな国でした。 その国を攻撃しようと行ってみると、なんとその国には軍隊がありませんでした。 戦おうにも戦う兵士、軍隊がなかったのです。 戦わずして占領できたと喜んだ大統領は軍隊を駐在させましたが、小さな国人々は、兵隊さんたちに料理を振る舞ったり、泊めてあげたりして、もてなしました。 小さな国の人々と兵士たちはすっかり仲良くなって、一緒に、その国の遊びをし、その国の歌を歌いました。 緊張感がなくなったことを憂いた大きな国の大統領は、緩んだ兵士を国へ戻して、シャキッとした兵士を新たに駐在させました。 時が立って、大統領は、少しの監視役の兵士をのこして帰国しました。 監視役の兵士達は、大統領が帰るや否や軍服を脱ぎ、普段着に着替えて野や畑に出ました。 一方、だいとうりょうが大きな国へ帰ってみると、至る所で小さな国の料理を作り、小さな国の遊びをし、小さな国の歌を歌っていました。小さな国の服を着ている人もいます。 大統領は国の変わりようにちょっと驚きましたが「まあ いいさ。どれも これも、せんそうで ぶんどってきたものだからな」と納得しました。 その夜、大統領は息子に歌を歌ってとせがまれ、思いつくまま歌ったのは、どれもこれも征服したあの小さい国の歌なのでした。 以上こんな内容のお話です。 実際の世の中は、この絵本のように簡単ではないかもしれません。 でも なんだか考えさせられる絵本です。 大きな国は小さな国を本当に征服したのでしょうか?「せかいでいちばんつよい国」って一見、大きな国のことのように思いますが、本当はどうなんだろう。。。 単純そうに見えて実はとても深いよう。 そんなことを私たちに考えさせてくれる絵本です。 目の前に差し迫った状態がある場合、 簡単に言えることではないですが、 将来、持たない世の中を想像してみたいです。 持たないことは不安かもしれません。 でも持っていることは火種になるだろうと思います。 持たないことには、天地がひっくりかえるほどの勇気が必要でしょうね。 お読みくださってありがとうございます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《編集後記》多くの争い事の陰には砂糖が介在しています。 闘争心などには「肉」の存在が影響しますが ヒステリックな怒りや妬み、ウジウジした悲しみ、怒りにはお砂糖さん(果糖ブドウ糖液糖など人工甘味料もです)が一役になっています。 お砂糖なく、からりと軽快に生きていきたいですね。 ブログは、週刊メルマガをrewriteしています。 ブログには載らない呟きや記事もあります。 直接メルマガを受け取ってみませんか? メルマガは、maga.sugar-free@mamedeno1.com より配信しています(配信専用) 携帯メールの方は、受信できるよう設定をお願いいたします。 メルマガ登録はこちらから 砂糖なしでe-magazine