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大きな国の大統領は世界征服を果たしたのか?!

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mamedeno

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本当に『せかいでいちばんつよい国』

デビット・マッキー作『せかいでいちばんつよい国』

今日は、まめでの文庫(店の入り口に設置してある
本棚のことです)の絵本を1冊紹介いたします。

ご覧になった方もいるかもしれません。

まめでのに置いてある絵本の大半は、
絵本作家の私の友人たちの絵本ですが、
珍しくこれは違います。

店をオープンするより前になりますが、
私は、趣味で絵本を書いていた時期があり、
その頃、書店で気に入って買ったものです。

「せかいで いちばん つよい国」
デビッド・マッキー作

少しネタバレにはなりますが、
お許しください。

ストーリーはこんな感じです
(要約)

むかしのおはなし。
大きな国があって、

たいほうもたくさんあって
戦争をしても強くて

その大きな国の人々は
自分たちが大きな国に住んでいて
誰よりも幸せだと思って
暮らしていました。

その大きな国のだいとうりょうは、
世界を征服すれば、征服された人たちも
幸せになると考えて、
世界征服のために、戦争をし続けたのです。

どの国も死力を尽くして武力で対抗しましたが、
次々に負けて大きな国に征服されてしまいました。

ついに大きな国は世界征服の目前にまで
きました。
最後の一国は、とるに足りないと思えるほど
小さな国でした。

その国を攻撃しようと行ってみると、
なんとその国には軍隊がありませんでした。

戦おうにも戦う兵士、軍隊がなかったのです。

戦わずして占領できたと喜んだ大統領は
軍隊を駐在させましたが、
小さな国人々は、兵隊さんたちに料理を振る舞ったり、
泊めてあげたりして、もてなしました。

小さな国の人々と兵士たちはすっかり仲良くなって、
一緒に、その国の遊びをし、その国の歌を歌いました。

緊張感がなくなったことを憂いた大きな国の大統領は、
緩んだ兵士を国へ戻して、シャキッとした兵士を
新たに駐在させました。

時が立って、大統領は、少しの監視役の兵士を
のこして帰国しました。

監視役の兵士達は、大統領が帰るや否や
軍服を脱ぎ、普段着に着替えて野や畑に出ました。

一方、だいとうりょうが
大きな国へ帰ってみると、
至る所で
小さな国の料理を作り、
小さな国の遊びをし、
小さな国の歌を歌っていました。
小さな国の服を着ている人もいます。

大統領は国の変わりように
ちょっと驚きましたが
「まあ いいさ。どれも これも、せんそうで ぶんどってきたものだからな」
と納得しました。

その夜、大統領は息子に歌を歌ってとせがまれ、
思いつくまま歌ったのは、
どれもこれも征服したあの小さい国の歌なのでした。

以上
こんな内容のお話です。

実際の世の中は、この絵本のように
簡単ではないかもしれません。

でも

なんだか考えさせられる絵本です。

大きな国は小さな国を本当に征服したのでしょうか?
「せかいでいちばんつよい国」って一見、大きな国のことのように思いますが、本当はどうなんだろう。。。

単純そうに見えて実はとても深いよう。

そんなことを私たちに考えさせてくれる絵本です。

目の前に差し迫った状態がある場合、

簡単に言えることではないですが、

将来、持たない世の中を想像してみたいです。

持たないことは不安かもしれません。

でも持っていることは火種になるだろうと思います。

持たないことには、天地がひっくりかえるほどの勇気が必要でしょうね。

お読みくださってありがとうございます。

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《編集後記》
多くの争い事の陰には砂糖が介在しています。

闘争心などには「肉」の存在が影響しますが

ヒステリックな怒りや妬み、ウジウジした悲しみ、怒りには
お砂糖さん(果糖ブドウ糖液糖など人工甘味料もです)が
一役になっています。

お砂糖なく、からりと軽快に生きていきたいですね。

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