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やけどの水膨れが数時間で跡形もなく消滅

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mamedeno

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この記事は約9分で読めます。

先日、ランチライム中に、

揚げ油が跳ねて、火傷したんです。

右手の中指、薬指、小指。

揚げ油の中に、

食材からか、調理器具からかは、

わからないのですが

何か水気があったらしい。

手を近づけた時に、ちょうど

『ボワンッ!』と

油が大きくうねり跳ねて、

右手の3本の指にまともにぶっかかりました。

飲食店やってらっしゃる方は、

おそらく皆さんそうだと思いますけど、

指を怪我しても、火傷しても

オーダーが入っている時は

そのまま、調理続けるんですね。

(怪我は輪ゴムとかでぐるぐる巻きにして止血してビニール袋かぶせて食材を汚染しないようにしてやりますよ)

さて、火傷は皆さんご存知のように、

すぐに冷やさないと、水膨れになったり

症状がひどくなりますよね。

でも右手なので、

作業を止めるわけにもいかず、

流水を2、3秒かけるくらいで、あとは保冷剤を引っ張り出してきて当てがうくらい。

されど、作業中の利き手なので、

これも5秒くらいだけあてる。

何しろ、お料理出すのが優先です。

注文とその次の注文の間に、

もう一回、流水数秒、保冷剤数秒くらい

当てて冷やしました。

そのまま仕事続けていて、気付いたら

1時間近く経っていたでしょうか。

14時にちょうどスタッフがやってきて、

ようやく自分の状況を省みる余裕ができました。

はたと気づいたら、小指あたりに

水膨れができていて痛みがある。

ヤバイ!

と思ったけれど、

今度はウーバーイーツの注文が入り、

ゆっくり冷やしている暇はない。

どうしようかと考えた時に、

ふと、あることを思い出して、

サニーレタスの外葉、

お客様にはお出ししない部分の、

葉っぱを右手に巻き付けた。

冷蔵庫に入っていたし、いい感じにひんやりする。

この時の状況を、若いスタッフは、

「おかしなことやるなあ」と見ていたようだ。

後日、

「そんなのやってる人見たら、

 この人、完全にいっちゃってると思うだろう」と

いってましたから笑

で、火傷に話を戻しますと、

火傷に巻き付けたサニーレタスは、

完全に萎びてしなしな、

体温で熱くなったところで

ありがとうさせていただいた。

そのあとは、火傷のことは

忘れてしまって、仕事を続けました。

そして

翌日、ふと、「そういえば火傷!」と、

思い出しました。

火傷の指を見ると、何と

水膨れはなかったのです。

どの指も正常で、痛みもなし。

びっくりするほど、何も異変なく、

水膨れも火傷の後もない。

痛みも違和感もないから

つい火傷したこと忘れちゃったんでしょうね。

マクロビオッティックなどを学ばれた方は

ご存知でしょうが、

火傷の時に葉物野菜で冷やすのは

お手当てのひとつである。

座学で学んだが、今までやったことはなかった。

「机上の理論」とまでは言わないが、

まさか、ここまで効くとは思わなかった、

これまで、自然派のお手当は、

どちらかと言うと

ゆっくり作用するもので、

即効性はないと思っていて、

対処療法である西洋医学の方が、

早く効くだろうと思っていた。

しかし、考えてみると、

仮に、できかけていた水膨れに

火傷用の軟膏を塗っても

一晩で治ったかどうかわからない。

そんなに早くは治らなかった

のではないかと推測する。

そうやって考えると、

葉物野菜で火傷があっという間に

消滅してしまったことが

あまりにもすごーい!!と思ったので

ご紹介したくなり、ペンを取りました。

今、手元に、

大森一慧 先生の著書

「からだの自然治癒力を引きだす食事と手当て」

がありまして、

それによると、

「油がはねた、というような軽い火傷には

軽く塩を塗ってから青菜をのせクールダウン。

痛みが出てきたら青菜は取り替えます」

とのこと。

一慧先生、塩と青菜なんですね。

塩は、実は切り傷にも有効です。

「傷口に塩」って、悪い冗談だと

思う人もいるでしょうが、

塩は「締める」作用があるので

止血効果や患部を収縮させる(ふさぐ)作用があります。

殺菌効果も。

この本には、火傷に塩を使う理由は書いてありませんが、

おそらくそのような理由なのではないかと

私は思いました。

化膿したり、水膨れ(膨れる=広がる)のを

防ぐ目的ではないかと推測します。

「痛みが出たら、青菜を取り換える」

そう、だから私は、野菜(植物)は尊いと

思うのです。

ただ単に冷やすだけではなくて、

火傷の熱と一緒に、痛みや炎症持って行ってくれる

ってことなんでしょうね。

植物は代わりに萎れてくれる、

優しきものたちです。

私の火傷も、痛みと水膨れを

サニーレタスが持って行ってくれました。

ちなみに、東城百合子先生の著書

「自然療法」では、

「すぐ塩水につけること」とまずあって、

ビワの葉エキスにつけると痛みなく

早く傷も残さず治る」とある

あとは、私も子供の頃からお世話になっていた

アロエ。

それから石蕗(ツワブキ)を炙ってつけるのも

効果的だとか。

ツワブキって、身近に庭とかにある方は、

都会では少ないかもしれませんが、

アウトドアで火傷した時なんかに

野にあったら使える?!かな。

ビワの葉エキスは、自然食品店などに

売っていることがありますが、

自分で作れます。

私は自家製のビワの葉エキスを常備しています。

傷にはビワの葉エキスです。

今回はサニーレタスのおかげで出番はなかったですが。

いやあ、葉っぱ(植物)すごい!!と

思ったので、

火傷の話をちょっとだけ書くのつもりが、

書いちゃいましたね(汗

もちろん、重度の火傷には、

さらに別のお手当が必要なので、

全ての火傷に葉っぱ、ではありません。

お気をつけください。

ところで

冒頭に記したように、

火傷に葉っぱ貼るなんて、

『ちょっとおかしな人』

これが一般的な感覚なのだと

この時、気づかされました。

「傷や疾患は薬や医療行為で

直すもの」→

「薬や医療でしか治らない」

近年、私たちはこのように

刷り込まれてきましたからね。

かくゆう私も子供の頃、

風邪をひいた祖父が

喉にネギを貼り付けて

手拭いを巻いている

(ネギ湿布?!というのでしょうかね)

という姿を何度も目撃していて、

「おじいちゃん、そんなことしても治らないよ」

とそのたびに言っていたのを思い出しました。

当時、私は、体調不良は病院や薬でしか治らないと

思っていたのです。

ネギ湿布は、

一度も試したことはありませんが、

何度もやっていたということは、

ひょっとして効果があったのかも

しれませんね。

いつかやってみよう笑

何はともあれ、私たちの糧として

また代わりに萎びたり枯れたり

その生命を差し出してくれる

植物たちにとても感謝しています。

植物は高貴な存在だと個人的には思っています。

あぁ、こういうこと書くから

変な人なんでしょうね(汗

最後までお読みくださって

ありがとうございます。