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あなたのセンサーどう?

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mamedeno

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この記事は約8分で読めます。
seasonセンサー
って、言葉を

勝手に私が作りました。

どう言ったらしっくりくるかなあと
考えた結果、
出てきた言葉です。

人間に体内時計があるなら、

同じような感じで、

季節ごとに
どんな風に食べて暮らすか、
季節感を感じ取って
自然と口にしたくなるもの、
今季節には食べたくないなあと
思うものが
わかるセンサーのようなものが
あるんじゃないかな、という
話です。

人間が、狩猟していた時代が終わって、
土地に根づき、稲作を始めた頃から
季節に合わせて
その時期に採取できるものを
食べ、何も採れない時期のために
保存食を編み出し、食べつなぐ、
そんな生活を私たちの祖先の方々は
長らくやってこられましたよね。

近代化し、工場生産の食べ物で
溢れる時代になる前は。

農耕民族だった私たちは、
自然と共存しながら
旬のものを食べ、
旬のものの幾らかを
味噌や漬物や保存食にして、
いました。

冬場の寒く食料の乏しい時期に、
保存食の少し強めの塩の入ったものを
食べるのは、体を温め、自然の摂理に
かなっていたことだったと思います。

今みたいに、ナトリウムを沢山含有した肉を
たくさん食べていた時代ではなかったですしね。

そんなご先祖さまたちは、
学問的にあーだこーだ言って
何かを食べてはいなかったと
思います。

親から子へと脈々と
受け継がれていたことでもあり、

自然がとても身近な時代だったので、
教わらなくても、
体内で、この季節にはこれが食べたいという
センサーのようなものが働いていたんじゃないかと
私は思うのです。

これは、ご先祖さまだけではなくて、
現代でも、自然食をなさっている方は、
感覚が研ぎ澄まされていて、
seasonセンサーの感度が高いのではないかと
思うのです。

しかし、私たちの多くは、街中に住み、
街路樹や川縁の木々に注意を向ければ
多少の季節感はありますが、
気にしなければ、気温の変化くらいしか
わからずに過ごしてしまします。

スーパーに買い物に行けば、
年中手に入る野菜も多く、
どの野菜が、いつが旬なのか、
ご存知ない方も、今とても多いように思います。

かくゆう私も、実家を離れて20年くらい
マクロビオティックに出会うまでは
季節を忘れて過ごしていました。

もちろん、頭の理解で、季節はわかっています。
夏は暑いし冬は寒いし、スキー、スノーボードをやる
アウトドアな一面もありますので、
雪山にも行っていたのですが、
seasonセンサーを働かせていなかったので
単なる季節なんですね。

言葉でどう説明していいのかわかりませんが。

センサーで感知しなければ
わからないかもしれませんが、

ひょっとしたら、これは、
単なる外的な刺激を拾うのではなくて、

それを体に受けた時に、
どう感じるのか
という内感と言うべきでしょうか、
内側で何を感じるか、
ということなんだと思います。

気温の変化を肌で感じた時に、
どんな感覚なのか、
また、
季節によって匂いが違います。
天候によっても匂いが違います。

台風の季節、
風が運んできた匂いでその台風の大きさに
驚き、体感として
自然に対して畏敬の念を
感じることもあります。

匂いだけではありません。
季節や天候によって、その場の
空気が違います。
これ、「空気読めない」の時に使うのと
多分同じ「空気」ですね、
その場にある
エネルギー、パワーとも
いうのでしょうか。

住む場所によって、季節を感じ易い、
感じにくいもありますが、
それ以上に、
私たちは、近年、
添加物たっぷり、人工甘味料、砂糖たっぷりの加工食品や、
生産性とコストカットのために化学的に生産された
調味料を食べることに慣れてしまい、

季節によって、これが食べたいとか
食べたくないとか、体調によって、
これは食べたくないとかの感受性が、
鈍化して失われてしまっているのでは
ないでしょうか。

鈍化したものは簡単には回復しないかもしれません。
でも、「今、私はどんな感じかな?」と
注意を向けることと、
頭の理解でもいいので
「できるだけ旬のものを食べよう」
とするだけで、何か
いつもと違った感覚があるかもしれません。

夏野菜は体を冷やす作用があります。
暑い季節には程よくとって、
暑気払いをしてくれるでしょう。

そんな夏野菜を冬に食べたら体がとても冷えるのですが
それすら気付かない方も多いようです。

私は、春先にはよもぎが無性に食べたくなります。
冬の間に溜まった毒素を出そうとするのでしょう。

秋ぐちは、無花果の季節ですが、
私は無花果が子供の頃から大好きです。
名古屋では、秋に安城産の無花果が美味しそうに並んでいますが、
実は自分ではあまり食べません。
私の体質では、大きなあの無花果は1つ食べても
体の芯から指の先までものすごく冷えるのです。
火を入れてコンポートなどにすればそこまでではないでしょうし、
干し無花果は大丈夫です。
あくまでも私の体質の話で、無花果が悪いわけではないので
誤解のないように。
実家の無花果は、安城の無花果の三分の一くらいの大きさなので、
名古屋にきて、その大きさにとてもびっくりしました。
(余談です)

なんだか話が脱線してきたので、この辺りにしようかと思います。

色々書きましたが、
何が言いたかったかと言いますと
要するに、
旬を知って旬のものを食べましょうよ!
というシンプルな話です。

そうするうちに、seasonセンサーが
うまく働くようになるのではないかなあという
私の仮説です。

seasonセンサーが働いた方がいいと思う理由は
seasonセンサーが、体に負担をかけない食べ方に
導いてくれるのではないかと思うからです。

ということで、
当店まめでのでは、
季節外れなご注文は、
知らずしらすに
お客様の体に負担をかけてしまいますので
お断りする場合があります。

真冬にパイナップルなど南国のフルーツや
真夏にほっこり黒胡麻スイーツやホクホクしたさつまいもスイーツなど
お断りすると思います。
お許しください。
(実際にあった例です)


お読みくださってありがとうございます。