店が休みの日、夫を観察して気づいた話です。
店をオープンして以来、私は家を開けることがほとんどです。
当初は、いえ、割とごく最近まで私が夫の簡単な朝ごはんとお弁当と夕食を用意してから店に出勤するという日々を過ごしていました。
しかし、夫はいつしか自分でご飯を作って食べる楽しさと喜びを見出したのです。
基本的に作るのは、私が自宅で作るものに準ずる材料や調味料なのですが、今は食材の買い物を自分ですることも多いので、時々いろんなものを買ってきます。
そして買ってきたモノで、作ったのがこれ、
なんだかキッチンでカシャカシャ音がしてるなーと思ってたら、麻婆豆腐。
市販の麻婆の素に、いろいろ付け足しカスタマイズして、美味しく食べたようです。
ちなみにこの人、普段はほとんど肉食しない人ではあります。
一緒にどうかと誘われましたが、数年前のうっかり食べちゃった事件を思い出し、丁重にお断りいたしました。(注1)
問題はここからなんです。
大満足で食べ終わって、自分で洗い物も片付け、一息ついたときに、私に一言。
「なんか甘いものないの?」
日常珍しくもない話ですが、この夫、普段は食後に甘いものを食べる習慣はない人なのです。
そして思い当たって、「あーっ、そうだよね、自然派のお店で買ってきても普通は入っているから、やっぱりか」・・・と原材料表示を確認。
自然派の店で買ってきたものなので一般のスーパーなどの商品のように小難しい名前の添加物のオンパレードではありませんが、
やっぱり「砂糖」は外せません。
スイーツじゃなくても砂糖は隠し味として欠かせません。
実は私たちは知らず知らずのうちに甘さで食べ物を美味しいと判断していることが多いのです。
そんな甘みである砂糖は血糖値を急激に上昇させる作用があります。
そしてそのあと、下がる時も一気に急下降するのです。
この急激に下降するときに、血糖値を上げ体がため、また甘いものが欲しくなるのです。
ですから、甘いものを食べたらまた甘いものが欲しくなり、甘いものを食べたらまた甘いものが欲しくなり、を繰り返します。
まさにこれは、中毒と言ってもいいものなのですが、数十年も黙殺されてきました。
一説には、麻薬やコカインよりも強い中毒性があるとも言われています。要するに、習慣化・常習化して簡単には抜け出せないということなのです。
砂糖は食べ物だからいいじゃない!と思われる方、砂糖による体への影響はこちらをご覧ください↓
コレがなくなると、世の中の病気の半分はなくなるんだそうです。
個人の飲食店などでは、そこまで見越して商品を作られている方は多くないかもしれませんが、
大手の食品会社などでは、この常習性を利用して、甘みをたくさん入れ、甘いとわからなくするために塩けを強くして濃い味の食品を作っているそうです。それによってまた食べたくなりリピート買いするという仕組みです。しかも多くの場合、その甘みは砂糖よりもっと安価で厄介なブドウ等加糖液糖などのような人工甘味料です。
そう、この世界で、私たちは知らない間に、仕掛けられた罠にはまり、オリの中にいるとも気づかず砂糖の禁断症状に悶え、もっとくれ!もっとちょうだい!と懇願している状態なのかもしれません。
想像すると、これは、
ちょっとこわい映像ではないでしょうか?
そう、間違いなくショッキングでこわい場面です。
私たちはこの状況に、絶望感を感じてしまうかもしれません。
しかし、絶望する必要はないと思っています。
この麻薬やコカインより強い中毒性のある砂糖を
しかも生半可な中毒ではないひどい中毒から抜け出し、やめた実例がここにあります。
お気づきの方もいるでしょうが、それは私です。
今や私は「砂糖」を「食物」と認識しておらず、化学式を持った「薬品」もしくは「毒薬」と認識しております。
なので、今は、外食する機会があったら、その時は、冗談抜きに命がけです。
砂糖が入っているか店の方に確認するのですが、特定アレルギーでもない砂糖はだいたいノーマークで、入っていると気づかず使われていることの方が多いです。
これは、
つい最近もあった出来事です。
私はこんな行動をしました。
自宅の戸棚を開けたり閉めたり、冷蔵庫を開けては閉めて、
これを何度もを繰り返します。
何かを取り出すわけでもなく、無意識に開けては閉める。
何か落ち着かなくてつい戸棚を開けては閉め、開けては閉め、、、
そう、とにかく落ち着かないんです。
しばらく無意識にこんな行動を繰り返した後に、
ハッと気づいて、
今度はその日の行動を思い出すのです。
お昼、外食したなぁ、
店の方は入ってないと言ってたけど、何か気づかない調味料類に砂糖か人工甘味料が入っていたんだなぁ、と。
これは砂糖中毒だった頃の名残で、砂糖が入るとこのような行動をとることがあるのです。(これは必ず出るわけではなく、実はとった量によって症状が違います)
このように、うっかり砂糖を口にした時の体の状態の一つをお話しします。
私は、砂糖をやめてから、
うっかり砂糖を口にした後、血糖値が上がり、その後血糖値が下がるときに、ものすごく落ち着かなくて気持ちが悪いのがわかるようになりました。
この気持ちの悪さは、吐き気がするとか、胸がムカムカするとかいうような消化器系の不調とは違います。
なんと言ったらいいのでしょうか、体の中の、どこだかわからないところがゆらゆらして落ち着かないのです。
じっとしていられません。
落ち着きのないお子様も、砂糖が関係している場合がありますが、こんな時は落ち着きのないお子様の気持ちがよ〜くわかります。(お子様の情緒についてもまたいつか別の機会に。。。)
とにかく、かつて砂糖中毒だった頃の後遺症で、事故的に砂糖を口にすると、こんな行動が起こることがあります。
知らずにとった砂糖が原因だとわかれば、あとは対処するだけですが、私が学んだところでは、中庸に持ってくるために梅干しとか梅醤番茶を飲んだりします。
これ模範解答なんですが、
しかしですね、血糖値下がって甘いもの欲しているときに、いきなりしょっぱいものはなかなか入らないんです(笑
ですから、
これ私の今最もタイムリーなフレーズなんですが(笑
「毒をもって毒を制す」的な発想で、
砂糖より穏やかな甘みを用心しながら口にして、
入れといて〜からの、梅干しです(笑
砂糖より穏やかな甘みが何かと言いますと、私の場合、
【強い甘み】←メープルシロップ・コメ飴・甘酒→【穏やか】
です。
先日の戸棚開け閉め事件の時は、
まず、
甘酒を口にし→改善しない
米飴を口にし→改善しない
メープルを口にし→体の感覚が落ち着いた
ところで、梅干し、
その後の食事で玄米と言うように回復させました。
あ、でもこれ他の方がやって正解かはわかりません。
私は頭の理解でやってなくて、体と相談しながら理論を応用してやってみただけですから。
とにもかくにも、
もしこれを読んで、私も砂糖中毒かも!と思われた方、
諦めなくても大丈夫です。
それは容易ではありませんが、抜け出すことは可能です!
私の体験では、中毒ですから、しかも麻薬よりも恐ろしい中毒性のあるものですから、あっという間とは言いませんが、砂糖を止めることに苦しみや辛さはなかったです。
それは、まず、
砂糖が次のような認識に変わったからです。
砂糖が私の不調の原因の大半を占めていて、
これは食べ物ではなく、
必要な人には処方されると効く薬であって、薬ゆえに副作用もあある。
強い副作用は毒とも言えるもので、毒薬は口にしないに越したことがない。
体が甘いものを欲する?
甘味の質を変えていこう!
まずは砂糖に変わる甘みに置き替えていこう。
こんな感じで認識が変わったことと、美味しい料理法に出会ったからかもしれません。
このように、学んだ調理法を取り入れつつ、マメデノ流にもっと手軽に作れるような砂糖なしご飯の作り方、考え方について、
近い将来、リリースできたらなぁ、なんて考えています。
お読みくださってありがとうございます。
注1:数年前のうっかり食べちゃった事件とは、
自宅の鍋に入っていた料理に、今回の冒頭の市販のレトルト食品のようなものが入っていると知らずに、うっかり口にしてしまい、砂糖の影響で咳が2週間止まらなかったことがあったのです。
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